日本一安全な町 (諸説あるかもしれませんが)
   長瀞町
 その8つの理由

理由1  活火山から遠い

長瀞町は火山フロントから一定の距離にあり、盆地という地形から火山による大規模な災害が起こりにくい場所にあります。
 近年危険度が高まっている富士山が噴火した場合、噴煙は偏西風の影響を受けるので、北東に位置する長瀞町は火山灰がほとんど来ないと考えられます。
 また、浅間山が噴火した場合も長瀞町は南東に当たるため、過去の事例からも火山灰が少ない様です。
日本の活火山

富士山ハザードマップ(山梨県版)

浅間山大規模噴火ハザードマップ

防災科学技術研究所研究資料




理由2  地震が少ない
    活断層が長瀞にはない

 上図は2017年の震央と活断層分布です。震央を見ると長瀞町付近が少ないことが分かります。岩畳として特徴を示す三波川帯の地質が町のほとんどの所で地表付近に現れており、昨今の地震があるたび近隣地域より震度値が低い値となっています。
 合わせて長瀞町には活断層がありません。
首都直下地震30年発生確率70%や、南海トラフ地震の30年発生確率20%〜70%に対し、長瀞町直近の深谷活断層帯の30年確率はほぼ0%~0.1%と言われ、活断層に関連するリスクは極めて低いと考えられます。

J-SHIS全国地震動予測地図

活断層データベース

地震本部





理由3  原発から遠い

 1979 年にスリーマイル島(TMI)原子力発電所で起きた事故は、原発に対するそれまでの「安全神話」を覆しました。1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故の立入禁止区域は現在も半径30km圏内です。
 2011年の福島第一原子力発電所事故でも「安全神話」はもろくも崩れました。
 残念ながら、原発からの距離も地域の安全性を考えるときに外すことが出来ないと言えるのではないでしょうか。

日本の原子力発電所マップ 2022年版






理由4  防衛施設から遠い

 防衛施設は有事の場合、最初に攻撃を受けると考えられます。長瀞町周辺には防衛施設が極めて少なく、万一有事の場合にも被害を受けにくいと考えられます。また、海岸からも距離があり侵略されにくい位置にあります。
 さらに、昨今話題の他国からミサイル攻撃があった場合も山地に囲まれ谷間が多く、人口密度も低くいため被害が限定的に留まると想定されます。

防衛省自衛隊の駐屯地と基地の一覧地図

『在日米軍基地』埼玉県版





理由5  海から遠い

 長瀞町から最も近い海岸は東京都港区竹芝あたりで直線距離82キロあり、長瀞町役場の標高は139mもあるため津波の心配が全くありません。
 塩害の心配が無く、データセンターなどを設置する場合も有利となります。火山からの距離も遠く火山性のガスによる腐食が無いことも更に有利に働きます。

海からの距離




理由6  山に囲まれている

 南アルプスや秩父連山が二重の防波堤になり、極めて台風などの風水害が少ない地形となっています。
 山が深く、山が多くの水を蓄えており災害時に生活水に困ることがほとんどありません。生活圏に必ず清冷な沢筋があり、公共水道が被災した場合でも水の確保が容易に出来ます。
 また多くの土地が河岸段丘の緩やかな傾斜地で排水機能が高く、大規模な洪水は発生しにくい構造です。
 長瀞町の釜伏山周辺や陣見山は関東平野を望む絶好の無線通信場所として使われて居ます。大規模災害で既存のネットワークが混乱した場合にも災害無線基地の配置場所として優位性を持っています。
 国土交通省の砂防部発表の土砂災害発生状況の8年間(平成18〜平成25年)では、埼玉県が47都道府県中もっとも低い発生数です。

土砂災害発生状況
平成18年~平成25年(2006-2013)
【3災害合計】

1 新潟県 770
2 鹿児島県 716
3 島根県 637
4 神奈川県 594
5 山口県 467
6 熊本県 387
7 静岡県 360
8 長野県 341
9 福島県 242
10 宮崎県 222
11 大分県 187
12 三重県 178
13 広島県 177
14 石川県 176
15 長崎県 175
16 愛媛県 168
17 福岡県 164
18 富山県 157
19 岐阜県 156
20 徳島県 149
21 千葉県 146
22 山形県 145
23 高知県 142

24 和歌山県 127
25 岩手県 99
26 福井県 98
27 兵庫県 95
28 佐賀県 91
29 鳥取県 88
30 北海道 87
31 宮城県 84
32 奈良県 74
33 岡山県 71
34 秋田県 69
35 茨城県 68
36 東京都 65
37 山梨県 63
38 京都府 60
39 沖縄県 57
40 滋賀県 52
41 青森県 50
42 群馬県 47
43 愛知県 47
44 大阪府 47
45 栃木県 43
46 香川県 29
47 埼玉県 21

全国発生件数  8488

土砂災害発生状況

国土地理院地図





理由7  日本の中では珍しい内陸性気候で晴天率が高い

 日本の中では珍しい内陸性気候で、埼玉県は晴天率が日本一高く、太陽光を利用すると年間を通じて発電可能であるため、災害時の電源確保ができます。
 企業の本社機能や自治体の防災センター、データセンターなどの機能維持には、電源確保は必須条件です。

年間快晴日数ランキング




理由8  埼玉県で地震の危険度がもっとも低い

 防災科学技術研究所のデータを元にした住所検索ハザードマップの評価によると、今後30年間に震度6以上の地震に見舞われる確率が埼玉県で最も低い町が長瀞町とされています。
 また、長瀞町はコミュニティーの絆が強く、顔の分かる関係が犯罪抑止や孤独死などのリスクを低くしています。

埼玉県の地震危険度ランキング